新潟県医師会
理事/在宅医療推進センター長

井口 清太郎

令和7年4月より、前任の小柳亮先生の後任として、新潟県医師会在宅医療推進センターのセンター長を務めることになりました井口清太郎です。これまで総合診療や在宅医療に携わってきた経験を生かしながら、地域の皆さまとともに在宅医療の基盤づくりを進めていきたいと思っております。

ご承知のように、地方では人口減少と高齢化が急速に進み、医療や介護の担い手も限られています。住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、必要な医療・ケアをどう確保するかが、大きな課題になっています。こうした背景を踏まえ、国で は2040年を見据えた「新たな地域医療構想」の検討が進められており、外来・在宅医療、介護・福祉との連携を含めた、より包括的な地域医療体制の姿が示されつつあります。

当センターでは、これまで初代の吉沢浩志先生、2代目の塚田芳久先生、そして3代目の小柳亮先生のご指導のもと、県行政との協力体制を築きながら、医療・介護の連携支援や地域包括ケアの推進に取り組んでまいりました。専従スタッフである服部 美加(看護師・コーディネーター)とともに、多職種がつながる仕組みづくりを進めております。

これらの歩みを受け継ぎつつ、私は次の方針を中心に取り組んでまいります。

方針

1.在宅医療提供体制のコーディネート

病院・診療所・訪問診療の連携をより密にし、切れ目のない在宅医療が提供できる体制を整えていきます。介護・リハビリ・福祉との協働も欠かせないことから、日頃から顔の見える関係づくりを大切にします。

2.郡市医師会のセンター運営支援

各地域の状況に合わせて在宅医療が進むよう、郡市医師会における在宅医療推進センターの運営会議をしっかりと支え、地域での話し合いが活発になるよう努めます。

3.普及啓発活動の推進

在宅医療をより身近に感じていただくため、地域住民の皆さまに向けた講演会や情報提供に取り組み、在宅医療の理解を広げていきます。

4.多職種連携の場づくりと人材育成

医療・看護・介護・リハビリ・行政・地域住民など、多彩な職種が互いの役割を理解し合える研修や交流の場を増やします。特に地域・多職種をつなぐ「コーディネーター」の育成を重視し、その活動を後押ししていきます。

地域の皆さまと向き合いながら、「新たな地域医療構想」との整合性も踏まえ、現場に根ざした在宅医療の充実を着実に進めてまいります。どうぞ今後とも、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。